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サイトウ・キネン・フェスティバル松本 「ファルスタッフ」 [オペラ(国内)]

サイトウ・キネン・フェスティバル
ヴェルディ:オペラ「ファルスタッフ」
8月22日(金)開演19:00~

出演:
サー・ジョン・ファルスタッフ:クイン・ケルシー
フォード:マッシモ・カヴァレッティ
フェントン:パオロ・ファナーレ
アリーチェ・フォード:マイテ・アルベローラ
ナンネッタ:モーリーン・マッケイ
クイックリー夫人:ジェーン・ヘンシェル
メグ・ページ:ジェイミー・バートン
バルドルフォ:キース・ジェイムソン
ピストーラ:デイヴィッド・ソアー
ドクター・カイウス:ラウール・ヒメネズ
合唱:SKF松本合唱団

演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ファビオ・ルイージ
演出:デイヴィッド・ニース
装置・衣裳:ロバート・ペルジオーラ
照明:リック・フィッシャー

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今年のサイトウ・キネンのオペラはファビオ・ルイージが指揮するということで松本へ行ってきました。

ルイージが指揮するオペラを観るのは、2011年のMET来日公演以来です。
ルイージの巧みな指揮のもと、スマートで格調高いヴェルディを堪能。
歌手もオーケストラもハイレベルで、どこかのイタリア歌劇場の来日公演かと思ってしまうほどでした。

サイトウ・キネン・オーケストラの演奏は初めて聴きましたが、日本のオーケストラとは思えないくらい上手いですね。
コンマスは矢部さん。その後ろには豊嶋さんのお姿も。
大音量の豪壮なメロディあり、ピアニッシモのロマンティックなメロディありと、終始、明晰、美音のハーモニーを奏で、ルイージの緻密なテンポの緩急にも乱れることの巧みな演奏に感心。

デイビッド・ニース演出の舞台は、予算はかかっていないけれど、オーソドックスなメルヘンな舞台。
下手にいじくりまわしていないのがこれまた好ましい。
第2幕のフォード家のキッチンには、ブルー&ホワイトのお皿がいっぱい並んだ英国カントリー調の大きな飾り戸棚が鎮座し、見ているだけで楽しく、素敵だった。

歌手は、皆、とても良かった。
ケルシーはファルスタッフ役は初挑戦だとか。
歌声は立派で良かったけれど、2013年のミラノ・スカラ座来日公演で、悪人だけれど愛すべきファルスタッフを演じたアンブロージョ・マエストリに比べると、まだ表情も演技も硬くて、時折、怒った姿が怖すぎる感。
演技と表情で笑いのツボをとるのはまだこれからでしょうか。

フォード役はスカラ座の時と同じく、マッシモ・カヴァレッティで、こなれた歌と演技も素晴らしかった。
第2幕の「これは夢か、 まことか」の大熱唱に、歌い終わる前から盛大な拍手が起こるほど。

アルベローラ、ヘンシェル、バートンの女性陣は、皆、とても良かった。
クイックリー夫人のヘンシェルは2010年5月の新国立劇場「影のない女」の乳母役でも聴いているが、脇役ながらも存在感のある歌手で面白い。

ナンネッタ役のマッケイは、2009年の小澤征爾音楽塾オペラ「ヘンゼルとグレーテル」で眠りの精と露の精を歌った歌手。
本当に可憐で、妖精役がよく似合う。
ファルスタッフでも最終幕は妖精の仮装。
高音が美しく、素敵な歌手です。

フェントンはスティーヴン・コステロの急遽の代役でファナーレ。
2013年の新国立劇場「コジ・ファン・トゥッテ」のフェルランド役を聴いている。
この方もさわやかな歌声と好印象のルックスで、こうした役柄がよく合っています。

歌手もオケも良かったけれど、でも今回の一番の功績はやはりルイージ。
ルイージが指揮するオペラを見られただけで、松本に行った甲斐がありました。

この日は、NHKのカメラが入り、録画しておりましたので、そのうちTVで放映されるかと思います。
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ミュンヘン・オペラ フローレス「セビリアの理髪師」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Wednesday, 30 July 2014  7.00 p.m. - app. 10.10 p.m.

Il barbiere di Siviglia
Gioachino Rossini

Nationaltheater

Cast

Musikalische Leitung Paolo Carignani
Inszenierung Ferruccio Soleri
Bühne Carlo Tommasi
Kostüme Ute Frühling
Chor Stellario Fagone

Graf Almaviva Juan Diego Flórez
Bartolo Renato Girolami
Rosina Kate Lindsey
Figaro Rodion Pogossov
Basilio Peter Rose
Fiorello Andrea Borghini
Ambrogio Leonard Bernad
Berta Hanna-Elisabeth Müller
Ein Offizier Dean Power

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

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   ↑
(バイエルン国立歌劇場FBの写真より)

フローレス、本当に素晴らしかった!
輝かしい歌声と突き抜けるような高音。
コメディアン顔負けの演技と表情で、何度も大笑いさせられた。
これまで見た「セビリアの理髪師」の中では最高に楽しく、素晴らしい公演だった。

昨年のザルツブルクでのリサイタルもそうだったけれど、フローレスは冒頭からあっという間に観客を引き込んで虜にしてしまう。
最終幕最後のフローレスのアリアのなんと素晴らしいこと!
超絶技巧を駆使したアリアに感銘を受け、熱狂的な観客の拍手が長く続き、これで終わってしまう演出だったのかと勘違いしてしまったほど。
実際は、フローレスが鳴り止まない拍手を制して、大団円のフィナーレが続き終了した。

観客が一体となって大笑いさせられ、感動の渦に巻き込んでしまう天才的スター、フローレスに脱帽。
世界一のテノール歌手ですね!

そんなフローレスと共演しているせいか、その他の歌手も絶好調で、好演。
ロジーナ役はMETの若手スター、ケイト・リンジー。線は細いけれど、暖かみのある美声。

そしてバジリオ役のピーター・ローズは昨晩のオックス男爵に次いで連日の出演なのに、昨晩以上の芸達者な演技と歌声で、フローレスと共に、笑わせてくれた。

指揮者は、日本でもお馴染みのカリニャーニさん。
躍動感ある生き生きとした音楽でわくわくさせられた。

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これで今年のミュンヘン・オペラ・フェスティバルの鑑賞も大満足のうちに終了しました。
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ミュンヘン・オペラ 「ばらの騎士」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Tuesday, 29 July 2014 6.00 p.m. - app. 10.30 p.m.

Der Rosenkavalier
Opera • Richard Strauss
In German

Nationaltheater

Cast
Musikalische Leitung Constantin Trinks
Nach einer Konzeption von Otto Schenk
Jürgen Rose
Chöre Sören Eckhoff

Die Feldmarschallin Soile Isokoski
Der Baron Ochs auf Lerchenau Peter Rose
Octavian Alice Coote
Herr von Faninal Martin Gantner
Sophie Golda Schultz
Jungfer Marianne Leitmetzerin Ingrid Kaiserfeld
Valzacchi Ulrich Reß
Annina Heike Grötzinger
Ein Polizeikommissar Christoph Stephinger
Der Haushofmeister bei der Feldmarschallin Dean Power
Der Haushofmeister bei Faninal / Ein Wirt Kevin Conners
Ein Notar Christian Rieger
Ein Sänger Fabio Sartori
Drei adelige Waise Rachael Wilson
Yulia Sokolik
Elsa Benoit
Eine Modistin Mária Celeng
Ein Tierhändler Matthew Grills

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

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(バイエルン国立歌劇場FBより)

ミュンヘンで生まれ、バイエルン国立歌劇場の音楽監督も務めたR.シュトラウスの「ばらの騎士」を鑑賞。
演出はオットー・シェンク。
プルミエは、1972年4月20日で、カルロス・クライバーが指揮し、1979年公演はDVDでもお馴染。
演出だけではなく、舞台・衣装も当時と同じユルゲン・ローズ。

昨今の前衛的な演出もあれば、40年以上前の伝統的な演出も上演しているのがバイエルン国立歌劇場の面白いところ。

旧き良き時代の華麗な舞台、調度品にも小物にもこだわった優美な演出が、古びて見えるどころか逆に新鮮。
最近はここまでお金のかかった綺麗な舞台は見ることが少なくなりましたので、美しい音楽と共に、耳だけではなく目でも癒されました。

購入したプログラムも当時のものらしく、頁をめくると「1979年 ミュンヘン」と記載されていてびっくり。昔と同じ物なのですね。
内容は充実しています。
「ばらの騎士」制作にあたってのR.シュトラウスやホフマンスタールの往復書簡等も載っていて興味深いもの。

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元帥夫人が年を取りすぎていたり、オクタヴィアンが美少年というよりも、貫禄のおば様だったりと見た目のギャップはありましたが(笑)、それを気にしなければ、歌手は皆、歌も演技も上手く、とても良かった。

元帥夫人役のイソコスキが、第1幕フィナーレで、モハメッドに銀のバラが入っている箱をオクタヴィアンに届けるよう歌う「da drin ist die silberne Ros’n・・・」と弱音かつ高音で長く伸ばして歌う個所に感動。

ゾフィーは昨年11月末にパーヴォ&ドイツカンマーフィルの「フィデリオ」でマルツェリーネを歌ってくれたシュルツ。 歌声は美しい。
オックス男爵は芸達者のピーター・ローズ。2010年の東京春祭「パルジファル」のグルネマンツ役でも好演。
指揮者は新国立劇場の2008年「ドン・ジョヴァンニ」や2012年「ラ・ボエーム」でも指揮したトリンクス。 躍動感ある音楽で素敵だった。オーケストラも十八番ならでは上手さ。

「ルクレツィア」「運命の力」と現代的な演出が続いた後だっただけに、伝統ある演出はやはり優美で素晴らしいと、至福のひと時を堪能しました。

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ミュンヘン・オペラ カウフマン 「運命の力」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Monday, 28 July 2014  6.00 p.m. - app. 9.45 p.m.

La forza del destino
(Giuseppe Verdi)

Musikalische Leitung Asher Fisch
Inszenierung Martin Kušej
Bühne Martin Zehetgruber
Kostüme Heidi Hackl
Licht Reinhard Traub
Produktionsdramaturgie Benedikt Stampfli
Olaf A. Schmitt.
Chöre Sören Eckhoff

Il Marchese di Calatrava / Padre Guardiano Vitalij Kowaljow
Donna Leonora Anja Harteros
Don Carlo di Vargas Ludovic Tézier
Don Alvaro Jonas Kaufmann
Preziosilla Nadia Krasteva
Fra Melitone Renato Girolami
Curra Heike Grötzinger
Un alcade Christian Rieger
Mastro Trabuco Francesco Petrozzi
Un chirurgo Rafał Pawnuk

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

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昨年のザルツブルクでの「ドン・カルロ」と同じく、カウフマン&ハルテロス・コンビの「運命の力」。

ドン・アルヴァーロ役は、ルックス良し、歌良し、演技良しの、全てにおいて申し分のないカウフマン。
地元ミュンヘン出身とあって大人気。
ステージに登場するだけで、オーラ満載で、目が釘付けになります。
陰影のあるテノールでとても良い声で、おまけに上手い。
すかっと抜けるような高音も素晴らしく、役者のような歌手ですね。
もう観られただけ、聴けただけでも幸せといった感じで、素晴らしいひと時でした(笑)。

レオノーラ役のハルテロスも以前よりも更に歌唱に磨きがかかり、カウフマンに負けない存在感。
力強いのに透明な凛とした歌声。
ピアニッシモで歌う抒情的な歌声も美しく、スラリとした清楚な美しい容姿と相まって、涙誘われます。

プレツィオジッラ役は、2012年の東京春祭「タンホイザー」のヴェーヌスや2008年のウィーン来日公演「ロベルト・デヴリュー」でグルベローヴァの恋敵を歌ったクラスティーヴァ。

演出は、マルティン・クシェイの新演出(フランツ・ヴェルフェル版)。
現代版「運命の力」で理解し難い演出でしたが、奇異な演出についてはこの際、考えないようにして見ていました。
歌手が素晴らしければそれで良いのです(笑)。

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TVカメラが入っていましたが、ドイツでは放映されるのでしょうか。
NHKでも放映してくれると良いのですが、たいてい音楽祭と言うと、バイロイトかザルツブルクが多いので、無理でしょうか・・・。

帰国後に知ったのですが、カウフマンは、3回の公演のうち、最終日の7/31の方は病気でキャンセルしていたようです。
7/28の公演を観られたことは、本当にラッキーでした。

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来シーズンのバイエルンでは、カウフマンはネトレプコと共演して「マノン・レスコー」を歌う予定。世界中のカウフマンファン、ネトレプコファンが集結して、ものすごいチケット争奪戦になりそうです。
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ミュンヘン・オペラ グルベローヴァ「ルクレツィア・ボルジア」 [オペラ(海外)]

Lucrezia Borgia
Opera • Gaetano Donizetti
Sung in Italian with German surtitles

Nationaltheater

Cast

Musikalische Leitung Paolo Arrivabeni
Regie Christof Loy
Bühne Henrik Ahr
Kostüme Barbara Drosihn
Licht Joachim Klein
Choreographische Mitarbeit Thomas Wilhelm
Dramaturgie Andrea Schönhofer
Yvonne Gebauer
Chor Stellario Fagone

Don Alfonso John Relyea
Donna Lucrezia Borgia Edita Gruberova
Gennaro Pavol Breslik
Maffio Orsini Silvia Tro Santafé
Jeppo Liverotto Joshua Stewart
Don Apostolo Gazella Christian Rieger
Ascanio Petrucci Andrea Borghini
Oloferno Vitellozzo Matthew Grills
Gubetta Goran Jurić
Rustighello Dean Power
Astolfo Tareq Nazmi

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

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2012年秋のウィーン国立歌劇場の来日公演「アンナ・ボレーナ」が、グルベローヴァの聴き納めと思っておりましたが、まだ諦めきれず、夏休みを利用してミュンヘンに行ってきました。

これに先立つ5月、グルベローヴァが足を骨折し、ウィーンでの「ノルマ」を全公演キャンセルしたとのニュースを聞いた時には、ミュンヘンもダメかもしれない・・・と意気消沈しましたが、幸い6月末のチューリッヒから復活した模様。
そしてミュンヘンでは、そんなアクシデントがあったことを全く感じさせない迫真のルクレツィアを歌い、本当に素晴らしかったです。

清澄な美しい歌声は本当に神様からの贈り物。
ソプラノ好きな私にとっては、世界一美しい歌声に思え、透明な美声を聞けるだけで幸せでした。
その上、驚異のテクニックと感情細やかな表現力は圧巻。
時折、目に涙を浮かべてながら歌っているのか、グルベローヴァの目の光と迫真の演技に心揺さぶられました。
フィナーレの「この若者は私の息子でした」の感情表現豊かな歌声にはただただ涙。
お年を召されたとはいえ、女王グルベローヴァはまだまだ健在です。

共演のジェンナーロを歌った若手テノール、Pavol Breslikもとても良かったです。

ロベルト・デヴリューと同じく、クリストフ・ロイの演出はところどころ不可解。
でもグルベローヴァが歌ってくれるのなら、演出なんてどうでもよいので、深く考えないことにし、グルベローヴァの一挙手一投足を追い続けました。

大熱演のルクレツィア終演後のカーテンコールでは、グルベローヴァのバイエルン国立歌劇場出演40周年記念を祝うサプライズの式典も!
Intendantの Nikolaus Bachler氏と Kunstministerの Ludwig Spaenle氏がステージに登場し、グルベローヴァに花束と記念品を贈呈。
グルベローヴァもスピーチで喜びを語っていました。

(バイエルン国立歌劇場のFBの写真より)

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こちらに写真がいろいろと出ています。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10152568550903794.1073741913.180609043793&type=3

プログラムに挟み込まれていたリーフレットによると、グルベローヴァは1974年11月23日にバイエルン国立歌劇場に夜の女王でデビュー。
その後の40年間でバイエルンでは285演目に出演しているとか。
主だった役柄の出演回数と、写真が載っていました。

1978年10月30日プルミエ 「魔笛」の夜の女王 11回
1980年4月20日 プルミエ「後宮からの逃走」コンスタンツェ 18回
1984年12月12日プルミエ 「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ 13回
1985年11月29日プルミエ 「マノン(マスネー)」 11回
1991年10月19日プルミエ 「ランメルモーアのルチア」 33回
1995年10月30日プルミエ 「アンナ・ボレーナ」 27回
2000年5月24日プルミエ 「清教徒」 エルヴィラ 26回
2004年1月19日プルミエ 「ロベルト・デヴリュー」エリザベッタ 41回
2006年1月21日プルミエ 「ノルマ」 28回
2009年2月25日プルミエ「ルクレツィア・ボルジア」 ルクレツィア 22回

「セビリアの理髪師」ロジーナ 28回
「ドン・ジョヴァンニ」 ドンナ・アンナ 10回
「椿姫」 ヴィオレッタ 5回
「ばらの騎士」ゾフィー2回
他コンサート等10公演。

バイエルンだけでもこれだけの多彩な演目を歌い、成功してきたグルベローヴァ。本当に素晴らしい歌手です。
私はオペラファンになったのが遅かったので、最近のごく一部しか見ておらず、悔やまれます。

カーテンコールでは、熱狂的な拍手の中、グルベローヴァは何度(10回近く?)も呼び戻され、30分位は大歓声が続きました。

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バイエルンで愛されたグルベローヴァの晴れある記念式典に同席できたことは、一生の良い思い出になりました。

グルベローヴァが歌い続けている限り、これからも応援していきたいと思います♪
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ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2014 トーマス・ハンプソン・リサイタル [オペラ(海外)]

Festival Song Recital Thomas Hampson
Lieder by Richard Strauss
Sunday, 27 July 2014   11.00 a.m.
Nationaltheater

Bariton Thomas Hampson
Piano Wolfram Rieger
Violine (Notturno) Yamei Yu

Richard Strauss(1864-1949) :

Himmelsboten
Heimliche Aufforderung
Freundliche Vision
Traum druch die Dammerung
Die Nacht
Mein Herz ist stumm, mein Herz ist kalt
Sehnsucht
Befreit
Morgen

(Pause)

Notturno
Vom Kunftigen Alter
Und dann nicht mehr
Im Sonnenschein
アンコール 3曲

*****

2年ぶりに訪れたミュンヘン・オペラ・フェスティバル。
まず最初に聴いたのは、トーマス・ハンプソンのリサイタル。
ハンプソンの歌声を聴くのは、昨年、ザルツブルクの「ドン・カルロ」以来です。

プログラムは、バイエルン国立歌劇場ゆかりのオールR.シュトラウスの歌曲。
ハンプソンは、ピアニストのリーガーと組んですでにCDも出しているだけあって、ハリのある歌声で情感豊かに歌い上げていた。
歌いながらため息をついたり、遠くを恋い焦がれるように見上げたりと表情豊かな歌唱。
リーガーのピアノも詩情豊かで美しい。

さすがにハンプソンも寄る年波には勝てず(人のことは言えませんが・・・)、
時折、楽譜を見て歌う時には眼鏡をかけていた。
鳴りやまぬ拍手にこたえて、アンコールは3曲。

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終演後、楽屋口の前を通ったら女性ファンでいっぱい。
見ていたら、ハンプソン(アメリカ人)は、ドイツ語もフランス語もとても流暢。
フランス人マダムとはフランス語で、ドイツ人とはドイツ語で、冗談を言いながら和気あいあいと会話をし、気軽にサインや写真撮影に応じていた。
堪能な語学力に感心。
ダンディーな容姿と気さくな人柄にも引き付けられました。
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