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ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2015 「マノン・レスコー」 [オペラ(海外)]

Manon Lescaut 

pera in four acts

Composer Giacomo Puccini · Libretto after Abbé Prévost's novel "Histoire du Chevalier Des Grieux et de Manon Lescaut" by Ruggiero Leoncavallo, Marco Praga, Domenico Oliva, Luigi Illica, Giuseppe Giacosa, Giulio Ricordi and Giuseppe Adami
In Italian with German surtitles | New Production

Munich Opernfestspiele
Tuesday, 28 July & Friday, 31. July 2015
08:30 pm – 11:20 pm
Nationaltheater

Musikalische Leitung: Alain Altinoglu
Inszenierung: Hans Neuenfels
Bühne: Stefan Mayer
Kostüme: Andrea Schmidt-Futterer

Manon Lescaut: Kristine Opolais
Lescaut: Markus Eiche
Il cavaliere Renato Des Grieux: Jonas Kaufmann
Geronte di Ravoir: Roland Bracht
Edmondo Dean Power
L'oste Christian Rieger
Il maestro di ballo Ulrich Reß
Un sergente Christoph Stephinger
Un lampionaio Petr Nekoranec
Un commandant eEvgenij Kachurovsky
Un musico Rachael Wilson

Bayerisches Staatsorchester
Chorus of the Bayerische Staatsoper

*****

7/28と7/31の「マノン・レスコー」を鑑賞しました。

やっぱり何度見てもカウフマンは素晴らしいです!
ネトレプコ同様、カウフマンもオペラ歌手兼役者で、演技も歌も本当に上手い。
おまけに声良し、ルックスも良しで、情熱的に歌うのですから、魅了されてしまいます。
ドタキャンばかりするけれど、実演が素晴らしいので、結局はどんな我がままもみんな許せてしまうのですよね~(笑)。

最終幕フィナーレのマノンが死ぬ場面なんて、カウフマンは手の指先までふるわせてのきめ細やかな演技で、俳優顔負けの熱演。
歌唱力がない歌手がオーバーアクションをされると白けさせられるけれど、カウフマンは表現力豊かな歌声で素晴らしいので、心底、感動させられました。

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マノン・レスコー役はラトヴィア生まれのオポライス。
指揮者ネルソンスの奥様で、今回のオペラ・フェスティバルでも蝶々夫人とマノン・レスコーの2演目のタイトルロールを演じる活躍ぶり。
最低音が出にくそうだったけれど、美人なので役柄にはあっていた。
個人的にはそう好きな声質でもないけれど、まあまあと言ったところでした。

演出は、かのノイフェルスの奇異な演出で、全体的に基本は黒白モノトーンの舞台。
ネズミ、鳥、ネコ、猿・・みたいな動物や狩人がぞろぞろと出てくる動物ワールド(?)。
奇異な演出の意図は理解できなかったけれど、カウフマンが素晴らしかったので、それだけで十分満足です。

1回目(7/28)の鑑賞時の席は、オケピット横のProszeniumsloge(前桟敷)というボックス席の最上階。

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客席への行き方がわからなかったので、係りの人に尋ねたら、案内してくれ、部屋のカギを開けてくれました。
中に入ると絵画や鏡が飾られた小さなリビング。

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奥にドアが2つあり、左側はクローゼット、右側の扉はボックス席へと続きます。
ボックス席には椅子が4脚並んでおり、ゆったりと見ることができました。
ほぼステージ真横からの鑑賞ですが、舞台がすぐ間近でオペラグラスなしでもよく見えました。

客席から見たステージはこんな感じです。

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去年、歌劇場のバックステージツアーに参加した時、この前桟敷席は、下段が芸術監督用、中断は劇場総監督用、私が見た上段ボックスは重要なスポンサー用のプレミアムサークルボックスで、通常、一般の人が購入できない客席だと説明を受けました。
多分、二度と座ることのない客席ですので、貴重な体験ができました!

2回目に鑑賞した7/31は、オペラ・フェスティバル最終日でしたので、歌劇場前の広場に大スクリーンが設置され、「Oper für alle」というライブビューイングが行われました。

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公演終了後は、出演者たちが、劇場外の広場前に姿を現し、最後は、いっせいに風船を飛ばして、今年のオペラ・フェスティバルがお開きとなりました。

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ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2015 「ドン・カルロ」 [オペラ(海外)]

Don Carlo

Opera in five acts

Composer Giuseppe Verdi · Text by Camille du Locle after the Italian five act version of 1886 and 1867
In Italian with German surtitles

Munich Opernfestspiele
Monday, 27. July 2015 & Thursday, 30 July, 2015
06:00 pm – 10:30 pm
Nationaltheater

Musikalische Leitung: Asher Fisch
Inszenierung, Bühne, Kostüme und Lichtkonzept: Jürgen Rose
Mitarbeit InszenierungFranziska Severin LichtMichael Bauer ChöreSören Eckhoff

Philipp II, König von Spanien: René Pape
Don Carlos, Infant von Spanien: Alfred Kim
Rodrigo, Marquis de Posa: Simone Piazzola
Der Großinquistor: Rafal Siwek
Ein Mönch: Goran Jurić
Elisabeth von Valois: Anja Harteros
Die Prinzessin Eboli: Anna Smirnova
Tebaldo, Page Elisabeths: Eri Nakamura
Der Graf von Lerma: Francesco Petrozzi
Ein königlicher Herold: Francesco Petrozzi
Stimme vom Himmel: Golda Schultz

******

フォンテンブローの森の場面付きの全5幕。
前半は第1幕~3幕までの2時間10分超で一気に上演し、後半は第4幕~5幕を約90分。

2015年7月27日と30日の2回、鑑賞しましたが、パーペ(フィリッポ二世)、ハルテロス(エリザベッタ)、スミルノヴァ(エボリ公女)が最高に素晴らしかった!
この3人、欧米の歌劇場で何度も歌い演じているだけ持ち役とあって、これ以上は望めないと思えないほどの素晴らしさ。
歌唱の上手さだけではなく、演技にも深みがあり引き込まれた。

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ドン・カルロ役はヴァルガスの代役。
アルフレッド・キムは歌うのに精一杯で、他の歌手に比べると、表現力や演技は稚拙で、まるで演奏会形式で歌っているかのよう。
重唱でも一人、声が飛んで来ず、まだこれからといった感じです。
他の歌手が良かっただけに残念です。

私が今までみたドン・カルロ役で一番、素晴らしいと思ったのが、やっぱりカウフマン!
どうせならカウフマンが代役で歌ってくれたら良かったのに・・・と思ってしまいました。

キーンリサイドの代役でロドリーゴを歌ったシモーネ・ピアッツォーラはとても良かった。
バイエルン専属歌手の中村恵理さんものびのびと歌っていて、今回も大活躍。

ユルゲン・ローズの演出は奇をてらわないモノトーンを基調にしたオーソドックスなもの。
とはいうものの、第1幕でカルロと二人で合っていたエリザベッタが咎められて、付き人の伯爵夫人と別れる場面。
ここで、すでにフィリッポ二世とエボリが互いに目配せをし、2人の関係が早々にあったことを暗示させられる演出で、細かな所で意外性があったりした。
結局、エボリ公女はフィリッポ二世とカルロの二股ということになるのでしょうか?
これほど早くからエリザベッタが裏切られていたのか思うと、なおさら哀れに思えた。
ハルテロスの凛とした美しさと、はかなげな風情が、同役にとても合っていて、心揺さぶられた。

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ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2015 「エフゲニー・オネーギン」 [オペラ(海外)]

Eugene Onegin

Information
Lyrical scenes in three acts (seven pictures)

Composer Peter Tschaikowsky · Peter I. Tchaikovsky and Konstantin Shilovsky after Alexander Pushkin's verse novel
In Russian with German surtitles

Munich Opernfestspiele
Sunday, 26, July, 2015
Wednesday, 29. July 2015 &
07:00 pm – 10:00 pm
Nationaltheater

Musikalische Leitung: Leo Hussain
Inszenierung: Krzysztof Warlikowski
Bühne und Kostüme: Małgorzata Szczęśniak
Licht: Felice Ross
Choreographie: Saar Magal DramaturgiePeter Heilker DramaturgieMiron Hakenbeck ChorSören Eckhoff

Larina: Heike Grötzinger
Tatjana: Anna Netrebko
Olga: Alisa Kolosova
Filipjewna: Elena Zilio
Eugen Onegin: Mariusz Kwiecien
Fürst Gremin: Günther Groissböck
Ein Hauptmann: Evgenij Kachurovsky
Saretzki: Günther Groissböck
Triquet: Ulrich Reß
Lenski: Pavol Breslik

******

ネトレプコ主演の「エフゲニー・オネーギン」、7/26と7/29の2回鑑賞しました。

ロシア出身のネトレプコがロシア・オペラをロシア語で歌ったら水を得た魚のよう。
ネトレプコが圧巻の歌唱と演技力で素晴らしいタチアーナを演じてくれました。
スケール感のある余裕の歌唱で、内気な田舎娘から貫禄の気品ある公爵夫人まで見事に歌い演じて、まさに大女優にしてディーヴァです。!
顔の表情、目の動き、仕草、演技と細やかな演技にまで行き届いています。

第一幕の田舎娘タチアーナ (歌劇場HPより)

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「手紙の場面」での迫真の一人舞台。
広い舞台を縦横に動き回っての、情熱的な圧巻の歌声は感動的で涙させられました。 (歌劇場HPより)

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最低音から最高音までの音域の広さと表現力ある見事な歌唱に感服。
弱音でありながらも豊かな情感ある歌声で、魅了されました。
そのうえ余裕の演技で、誕生日の場面ではケーキの生クリームを指にとって5~6口食べていた!

演出は、「ルチア」と同じくクシシュトフ・ワルリコウスキ演出の現代読み替え版。
開演前から、スロットマシーンや、ビヤガードが並ぶ舞台には、合唱団や出演歌手が勢ぞろい。

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舞台上にあるテレビでは、冒頭の場面では1994年リレハメル・オリンピックのフィギュア女子金メダリスト、オクサナ・バイウルがチャイコフスキーの「白鳥の湖(黒鳥)の音楽にのって演技する映像が、続いて「手紙の場面」の乳母に手紙を託すあたりでは、アポロ月面着陸の映像が映っていた。

タチアーナの誕生日で、オネーギンとダンスをしたタチアーナ。
一見、太めに見えるネトレプコだけれど、脚がすらりして細いのにはびっくり!
素敵なおみ足です!! (歌劇場HPより)

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第2幕開演前の舞台はステージ上にベッドがあり、カウボーイハットの男性がいるだけ。

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レンスキーとオネーギンがこの同じベッドにいて、そこで決闘するという奇抜な演出。
有名なポロネーズは、レンスキーの死体をシーツで包んで運び出す男性カウボーイのダンスにとってかわった。
最終幕の公爵邸の客も女装の男性ばかりで、チャイコフスキーがホモセクシャルであったことを暗示するような演出でした。

オネーギン役のクヴィエチェンは歌は上手いのだけども、ネトレプコの迫真の演技のもとでは、影が薄かった。
レンスキー役は、ルチアに続いて連日出演のBreslik。 歌も上手く、美声だけれども、やはりネトレプコに食われて印象が薄い。

レオ・フセイン指揮のオケは、暗めの渋い響きがロシア的なドラマティックな演奏。

演出は変わっていましたが、とにもかくにも大女優&歌手のネトレプコに魅了された公演でした!

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ミュンヘン・オペラ・フェステイバル2015 「ランメルモールのルチア」 [オペラ(海外)]

Lucia di Lammermoor

Composer Gaetano Donizetti · Libretto by Salvatore Cammarano after Walter Scott's novel "The Bride of Lammermoor"
In Italian with German surtitles | New Production

Munich Opernfestspiele
Saturday, 25. July 2015
07:00 pm – 10:05 pm
Nationaltheater

Musikalische Leitung:Oksana Lyniv
Inszenierung:Barbara Wysocka
Bühne: Barbara Hanicka
Kostüme: Julia Kornacka

Lord Enrico Ashton: Dalibor Jenis
Lucia Ashton: Diana Damrau
Sir Edgardo di Ravenswood: Pavol Breslik
Lord Arturo Bucklaw: Emanuele D'Aguanno
Raimondo Bidebent: Alexander Tsymbalyuk
Alisa: Rachael Wilson
Normanno Dean Power

Bayerisches Staatsorchester
Chorus of the Bayerische Staatsoper

******

今年もミュンヘン・オペラ・フェステイバルへ行ってきました。

ダムラウのルチアを観るのは、2011年のMETの来日公演以来だったが、素晴らしかった。
完璧なまでのテクニックと色彩感ある情感豊かな歌声で、恋する乙女からから悲嘆にくれ狂気にいたる娘を見事に演じ、涙を誘われた。

グラスハーモニカの涼やかな音色とダムラウの研ぎ澄まされた清らかな歌声がよく合っていて本当に美しい。

エドガルド役のパヴォル・ブレスリクはがとても良い歌声で上手い。
翌日の「エフゲニー・オネーギン」にも出演し、ネトレプコと共演していたので、連日の出演。
昨年は、「ルクレツィア・ボルジア」でグルベローヴァと共演していた。若手ながら大活躍の歌手のよう。

エンリーコ役は、今年3月の新国の「マノン・レスコー」でレスコーを歌ったイェニス。

指揮者はまだお若そうな小柄な女性でした。

クシシュトフ・ワルリコウスキ演出の舞台は、前衛的なバイエルンらしく、現代版の読み替え演出でかなり奇異。
1950年代~60年代のハリウッド映画に出てきそうなレトロな舞台。
エドガルドはジェームズ・ディーンのように革ジャン姿で、タバコに口にくわえ、巨大なアメ車みたいな車で登場。
みんなピストルをバンバン打ち鳴らし、ウェストサイド・ストーリーのような対立する両家のようなストーリーだった。

冒頭は、ルチアの母(?)の葬儀の場面から始まり、黙役のルチアと思われる少女が、時折、登場する。

演出はともかくダムラウの美声を聴くことができて満足です。

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ミュンヘン・オペラ フローレス「セビリアの理髪師」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Wednesday, 30 July 2014  7.00 p.m. - app. 10.10 p.m.

Il barbiere di Siviglia
Gioachino Rossini

Nationaltheater

Cast

Musikalische Leitung Paolo Carignani
Inszenierung Ferruccio Soleri
Bühne Carlo Tommasi
Kostüme Ute Frühling
Chor Stellario Fagone

Graf Almaviva Juan Diego Flórez
Bartolo Renato Girolami
Rosina Kate Lindsey
Figaro Rodion Pogossov
Basilio Peter Rose
Fiorello Andrea Borghini
Ambrogio Leonard Bernad
Berta Hanna-Elisabeth Müller
Ein Offizier Dean Power

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

*******

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   ↑
(バイエルン国立歌劇場FBの写真より)

フローレス、本当に素晴らしかった!
輝かしい歌声と突き抜けるような高音。
コメディアン顔負けの演技と表情で、何度も大笑いさせられた。
これまで見た「セビリアの理髪師」の中では最高に楽しく、素晴らしい公演だった。

昨年のザルツブルクでのリサイタルもそうだったけれど、フローレスは冒頭からあっという間に観客を引き込んで虜にしてしまう。
最終幕最後のフローレスのアリアのなんと素晴らしいこと!
超絶技巧を駆使したアリアに感銘を受け、熱狂的な観客の拍手が長く続き、これで終わってしまう演出だったのかと勘違いしてしまったほど。
実際は、フローレスが鳴り止まない拍手を制して、大団円のフィナーレが続き終了した。

観客が一体となって大笑いさせられ、感動の渦に巻き込んでしまう天才的スター、フローレスに脱帽。
世界一のテノール歌手ですね!

そんなフローレスと共演しているせいか、その他の歌手も絶好調で、好演。
ロジーナ役はMETの若手スター、ケイト・リンジー。線は細いけれど、暖かみのある美声。

そしてバジリオ役のピーター・ローズは昨晩のオックス男爵に次いで連日の出演なのに、昨晩以上の芸達者な演技と歌声で、フローレスと共に、笑わせてくれた。

指揮者は、日本でもお馴染みのカリニャーニさん。
躍動感ある生き生きとした音楽でわくわくさせられた。

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これで今年のミュンヘン・オペラ・フェスティバルの鑑賞も大満足のうちに終了しました。
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ミュンヘン・オペラ 「ばらの騎士」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Tuesday, 29 July 2014 6.00 p.m. - app. 10.30 p.m.

Der Rosenkavalier
Opera • Richard Strauss
In German

Nationaltheater

Cast
Musikalische Leitung Constantin Trinks
Nach einer Konzeption von Otto Schenk
Jürgen Rose
Chöre Sören Eckhoff

Die Feldmarschallin Soile Isokoski
Der Baron Ochs auf Lerchenau Peter Rose
Octavian Alice Coote
Herr von Faninal Martin Gantner
Sophie Golda Schultz
Jungfer Marianne Leitmetzerin Ingrid Kaiserfeld
Valzacchi Ulrich Reß
Annina Heike Grötzinger
Ein Polizeikommissar Christoph Stephinger
Der Haushofmeister bei der Feldmarschallin Dean Power
Der Haushofmeister bei Faninal / Ein Wirt Kevin Conners
Ein Notar Christian Rieger
Ein Sänger Fabio Sartori
Drei adelige Waise Rachael Wilson
Yulia Sokolik
Elsa Benoit
Eine Modistin Mária Celeng
Ein Tierhändler Matthew Grills

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

*****

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(バイエルン国立歌劇場FBより)

ミュンヘンで生まれ、バイエルン国立歌劇場の音楽監督も務めたR.シュトラウスの「ばらの騎士」を鑑賞。
演出はオットー・シェンク。
プルミエは、1972年4月20日で、カルロス・クライバーが指揮し、1979年公演はDVDでもお馴染。
演出だけではなく、舞台・衣装も当時と同じユルゲン・ローズ。

昨今の前衛的な演出もあれば、40年以上前の伝統的な演出も上演しているのがバイエルン国立歌劇場の面白いところ。

旧き良き時代の華麗な舞台、調度品にも小物にもこだわった優美な演出が、古びて見えるどころか逆に新鮮。
最近はここまでお金のかかった綺麗な舞台は見ることが少なくなりましたので、美しい音楽と共に、耳だけではなく目でも癒されました。

購入したプログラムも当時のものらしく、頁をめくると「1979年 ミュンヘン」と記載されていてびっくり。昔と同じ物なのですね。
内容は充実しています。
「ばらの騎士」制作にあたってのR.シュトラウスやホフマンスタールの往復書簡等も載っていて興味深いもの。

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元帥夫人が年を取りすぎていたり、オクタヴィアンが美少年というよりも、貫禄のおば様だったりと見た目のギャップはありましたが(笑)、それを気にしなければ、歌手は皆、歌も演技も上手く、とても良かった。

元帥夫人役のイソコスキが、第1幕フィナーレで、モハメッドに銀のバラが入っている箱をオクタヴィアンに届けるよう歌う「da drin ist die silberne Ros’n・・・」と弱音かつ高音で長く伸ばして歌う個所に感動。

ゾフィーは昨年11月末にパーヴォ&ドイツカンマーフィルの「フィデリオ」でマルツェリーネを歌ってくれたシュルツ。 歌声は美しい。
オックス男爵は芸達者のピーター・ローズ。2010年の東京春祭「パルジファル」のグルネマンツ役でも好演。
指揮者は新国立劇場の2008年「ドン・ジョヴァンニ」や2012年「ラ・ボエーム」でも指揮したトリンクス。 躍動感ある音楽で素敵だった。オーケストラも十八番ならでは上手さ。

「ルクレツィア」「運命の力」と現代的な演出が続いた後だっただけに、伝統ある演出はやはり優美で素晴らしいと、至福のひと時を堪能しました。

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ミュンヘン・オペラ カウフマン 「運命の力」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Monday, 28 July 2014  6.00 p.m. - app. 9.45 p.m.

La forza del destino
(Giuseppe Verdi)

Musikalische Leitung Asher Fisch
Inszenierung Martin Kušej
Bühne Martin Zehetgruber
Kostüme Heidi Hackl
Licht Reinhard Traub
Produktionsdramaturgie Benedikt Stampfli
Olaf A. Schmitt.
Chöre Sören Eckhoff

Il Marchese di Calatrava / Padre Guardiano Vitalij Kowaljow
Donna Leonora Anja Harteros
Don Carlo di Vargas Ludovic Tézier
Don Alvaro Jonas Kaufmann
Preziosilla Nadia Krasteva
Fra Melitone Renato Girolami
Curra Heike Grötzinger
Un alcade Christian Rieger
Mastro Trabuco Francesco Petrozzi
Un chirurgo Rafał Pawnuk

Bayerisches Staatsorchester
Chor der Bayerischen Staatsoper

*****

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昨年のザルツブルクでの「ドン・カルロ」と同じく、カウフマン&ハルテロス・コンビの「運命の力」。

ドン・アルヴァーロ役は、ルックス良し、歌良し、演技良しの、全てにおいて申し分のないカウフマン。
地元ミュンヘン出身とあって大人気。
ステージに登場するだけで、オーラ満載で、目が釘付けになります。
陰影のあるテノールでとても良い声で、おまけに上手い。
すかっと抜けるような高音も素晴らしく、役者のような歌手ですね。
もう観られただけ、聴けただけでも幸せといった感じで、素晴らしいひと時でした(笑)。

レオノーラ役のハルテロスも以前よりも更に歌唱に磨きがかかり、カウフマンに負けない存在感。
力強いのに透明な凛とした歌声。
ピアニッシモで歌う抒情的な歌声も美しく、スラリとした清楚な美しい容姿と相まって、涙誘われます。

プレツィオジッラ役は、2012年の東京春祭「タンホイザー」のヴェーヌスや2008年のウィーン来日公演「ロベルト・デヴリュー」でグルベローヴァの恋敵を歌ったクラスティーヴァ。

演出は、マルティン・クシェイの新演出(フランツ・ヴェルフェル版)。
現代版「運命の力」で理解し難い演出でしたが、奇異な演出についてはこの際、考えないようにして見ていました。
歌手が素晴らしければそれで良いのです(笑)。

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TVカメラが入っていましたが、ドイツでは放映されるのでしょうか。
NHKでも放映してくれると良いのですが、たいてい音楽祭と言うと、バイロイトかザルツブルクが多いので、無理でしょうか・・・。

帰国後に知ったのですが、カウフマンは、3回の公演のうち、最終日の7/31の方は病気でキャンセルしていたようです。
7/28の公演を観られたことは、本当にラッキーでした。

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来シーズンのバイエルンでは、カウフマンはネトレプコと共演して「マノン・レスコー」を歌う予定。世界中のカウフマンファン、ネトレプコファンが集結して、ものすごいチケット争奪戦になりそうです。
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ミュンヘン・オペラ グルベローヴァ「ルクレツィア・ボルジア」 [オペラ(海外)]

Lucrezia Borgia
Opera • Gaetano Donizetti
Sung in Italian with German surtitles

Nationaltheater

Cast

Musikalische Leitung Paolo Arrivabeni
Regie Christof Loy
Bühne Henrik Ahr
Kostüme Barbara Drosihn
Licht Joachim Klein
Choreographische Mitarbeit Thomas Wilhelm
Dramaturgie Andrea Schönhofer
Yvonne Gebauer
Chor Stellario Fagone

Don Alfonso John Relyea
Donna Lucrezia Borgia Edita Gruberova
Gennaro Pavol Breslik
Maffio Orsini Silvia Tro Santafé
Jeppo Liverotto Joshua Stewart
Don Apostolo Gazella Christian Rieger
Ascanio Petrucci Andrea Borghini
Oloferno Vitellozzo Matthew Grills
Gubetta Goran Jurić
Rustighello Dean Power
Astolfo Tareq Nazmi

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

******

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2012年秋のウィーン国立歌劇場の来日公演「アンナ・ボレーナ」が、グルベローヴァの聴き納めと思っておりましたが、まだ諦めきれず、夏休みを利用してミュンヘンに行ってきました。

これに先立つ5月、グルベローヴァが足を骨折し、ウィーンでの「ノルマ」を全公演キャンセルしたとのニュースを聞いた時には、ミュンヘンもダメかもしれない・・・と意気消沈しましたが、幸い6月末のチューリッヒから復活した模様。
そしてミュンヘンでは、そんなアクシデントがあったことを全く感じさせない迫真のルクレツィアを歌い、本当に素晴らしかったです。

清澄な美しい歌声は本当に神様からの贈り物。
ソプラノ好きな私にとっては、世界一美しい歌声に思え、透明な美声を聞けるだけで幸せでした。
その上、驚異のテクニックと感情細やかな表現力は圧巻。
時折、目に涙を浮かべてながら歌っているのか、グルベローヴァの目の光と迫真の演技に心揺さぶられました。
フィナーレの「この若者は私の息子でした」の感情表現豊かな歌声にはただただ涙。
お年を召されたとはいえ、女王グルベローヴァはまだまだ健在です。

共演のジェンナーロを歌った若手テノール、Pavol Breslikもとても良かったです。

ロベルト・デヴリューと同じく、クリストフ・ロイの演出はところどころ不可解。
でもグルベローヴァが歌ってくれるのなら、演出なんてどうでもよいので、深く考えないことにし、グルベローヴァの一挙手一投足を追い続けました。

大熱演のルクレツィア終演後のカーテンコールでは、グルベローヴァのバイエルン国立歌劇場出演40周年記念を祝うサプライズの式典も!
Intendantの Nikolaus Bachler氏と Kunstministerの Ludwig Spaenle氏がステージに登場し、グルベローヴァに花束と記念品を贈呈。
グルベローヴァもスピーチで喜びを語っていました。

(バイエルン国立歌劇場のFBの写真より)

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こちらに写真がいろいろと出ています。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.10152568550903794.1073741913.180609043793&type=3

プログラムに挟み込まれていたリーフレットによると、グルベローヴァは1974年11月23日にバイエルン国立歌劇場に夜の女王でデビュー。
その後の40年間でバイエルンでは285演目に出演しているとか。
主だった役柄の出演回数と、写真が載っていました。

1978年10月30日プルミエ 「魔笛」の夜の女王 11回
1980年4月20日 プルミエ「後宮からの逃走」コンスタンツェ 18回
1984年12月12日プルミエ 「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ 13回
1985年11月29日プルミエ 「マノン(マスネー)」 11回
1991年10月19日プルミエ 「ランメルモーアのルチア」 33回
1995年10月30日プルミエ 「アンナ・ボレーナ」 27回
2000年5月24日プルミエ 「清教徒」 エルヴィラ 26回
2004年1月19日プルミエ 「ロベルト・デヴリュー」エリザベッタ 41回
2006年1月21日プルミエ 「ノルマ」 28回
2009年2月25日プルミエ「ルクレツィア・ボルジア」 ルクレツィア 22回

「セビリアの理髪師」ロジーナ 28回
「ドン・ジョヴァンニ」 ドンナ・アンナ 10回
「椿姫」 ヴィオレッタ 5回
「ばらの騎士」ゾフィー2回
他コンサート等10公演。

バイエルンだけでもこれだけの多彩な演目を歌い、成功してきたグルベローヴァ。本当に素晴らしい歌手です。
私はオペラファンになったのが遅かったので、最近のごく一部しか見ておらず、悔やまれます。

カーテンコールでは、熱狂的な拍手の中、グルベローヴァは何度(10回近く?)も呼び戻され、30分位は大歓声が続きました。

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バイエルンで愛されたグルベローヴァの晴れある記念式典に同席できたことは、一生の良い思い出になりました。

グルベローヴァが歌い続けている限り、これからも応援していきたいと思います♪
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ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2014 トーマス・ハンプソン・リサイタル [オペラ(海外)]

Festival Song Recital Thomas Hampson
Lieder by Richard Strauss
Sunday, 27 July 2014   11.00 a.m.
Nationaltheater

Bariton Thomas Hampson
Piano Wolfram Rieger
Violine (Notturno) Yamei Yu

Richard Strauss(1864-1949) :

Himmelsboten
Heimliche Aufforderung
Freundliche Vision
Traum druch die Dammerung
Die Nacht
Mein Herz ist stumm, mein Herz ist kalt
Sehnsucht
Befreit
Morgen

(Pause)

Notturno
Vom Kunftigen Alter
Und dann nicht mehr
Im Sonnenschein
アンコール 3曲

*****

2年ぶりに訪れたミュンヘン・オペラ・フェスティバル。
まず最初に聴いたのは、トーマス・ハンプソンのリサイタル。
ハンプソンの歌声を聴くのは、昨年、ザルツブルクの「ドン・カルロ」以来です。

プログラムは、バイエルン国立歌劇場ゆかりのオールR.シュトラウスの歌曲。
ハンプソンは、ピアニストのリーガーと組んですでにCDも出しているだけあって、ハリのある歌声で情感豊かに歌い上げていた。
歌いながらため息をついたり、遠くを恋い焦がれるように見上げたりと表情豊かな歌唱。
リーガーのピアノも詩情豊かで美しい。

さすがにハンプソンも寄る年波には勝てず(人のことは言えませんが・・・)、
時折、楽譜を見て歌う時には眼鏡をかけていた。
鳴りやまぬ拍手にこたえて、アンコールは3曲。

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終演後、楽屋口の前を通ったら女性ファンでいっぱい。
見ていたら、ハンプソン(アメリカ人)は、ドイツ語もフランス語もとても流暢。
フランス人マダムとはフランス語で、ドイツ人とはドイツ語で、冗談を言いながら和気あいあいと会話をし、気軽にサインや写真撮影に応じていた。
堪能な語学力に感心。
ダンディーな容姿と気さくな人柄にも引き付けられました。
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ザルツブルク音楽祭2013 「ノルマ」 [オペラ(海外)]

Vincenzo Bellini : Norma
Haus fur Mozart

LEADING TEAM
Giovanni Antonini, Musikalische Leitung
Moshe Leiser, Patrice Caurier, Regie

BESETZUNG
Cecilia Bartoli, Norma
Rebeca Olvera, Adalgisa
John Osborn, Pollione
Michele Pertusi, Oroveso
Liliana Nikiteanu, Clotilde
Reinaldo Macias, Flavio
Coro della Radiotelevisione Svizzera
Orchestra La Scintilla

*****

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8/30(金)19:30~22:40

チェチーリア・バルトリが歌う「ノルマ」最終日。
こちらも「ドン・カルロ」に次いで、早々に全日程が完売になった人気公演。
バルトリはザルツブルク聖霊降臨祭の芸術監督も務めているので大人気。

オケはラ・シンティッラ管弦楽団というチューリッヒ歌劇場母体の古楽器オーケストラ。
溌剌とした躍動感あるピリオド奏法。

演出はローマ時代ではなく、ナチス圧政下の戦時中という現代読み替え版。
3年前に同じザルツブルクで観たグルヴェローヴァのロマンティックなノルマとは違って、何やら暗く地味で、過激な演出。
巫女でもなく、信仰も神聖さもないので、歌詞と合わない場面が多々あり。

それでもバルトリの心情豊かな歌声は心に沁みる。
泣いたり、笑ったりと巧みな表現力。
ピアニッシモからフォルテッシモまでの幅広い強弱、凄味のある低音から高音までの明晰で滑らかな歌唱といい、ものすごくハイレベル、ハイパワーの歌唱で圧倒される。

ポリオーネ役オズボーンは平板な歌唱。時折、ビブラートが気になる。

アダルジーザ役のOlveraは美しい透明な歌声。ただバルトリと一緒に歌うと、線が細く、表現力が稚拙に聴こえる。

フィナーレは、ステージから本物の火がゴォッと上がって、ノルマとポリオーネは焼死。
その後もしばらく煙かった。

演出は好みではなかったけれど、バルトリのノルマが聴けたのは忘れ難い思い出。

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来年は、聖霊降臨祭、夏の音楽祭共に、バルトリがロッシーニの「チェネレントラ」を歌う案内が出ていた。
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