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ミュンヘン・オペラ フローレス「セビリアの理髪師」 [オペラ(海外)]

Munich Opera Festival 2014
Wednesday, 30 July 2014  7.00 p.m. - app. 10.10 p.m.

Il barbiere di Siviglia
Gioachino Rossini

Nationaltheater

Cast

Musikalische Leitung Paolo Carignani
Inszenierung Ferruccio Soleri
Bühne Carlo Tommasi
Kostüme Ute Frühling
Chor Stellario Fagone

Graf Almaviva Juan Diego Flórez
Bartolo Renato Girolami
Rosina Kate Lindsey
Figaro Rodion Pogossov
Basilio Peter Rose
Fiorello Andrea Borghini
Ambrogio Leonard Bernad
Berta Hanna-Elisabeth Müller
Ein Offizier Dean Power

Bayerisches Staatsorchester
The Chorus of Bayerische Staatsoper

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florez.png

   ↑
(バイエルン国立歌劇場FBの写真より)

フローレス、本当に素晴らしかった!
輝かしい歌声と突き抜けるような高音。
コメディアン顔負けの演技と表情で、何度も大笑いさせられた。
これまで見た「セビリアの理髪師」の中では最高に楽しく、素晴らしい公演だった。

昨年のザルツブルクでのリサイタルもそうだったけれど、フローレスは冒頭からあっという間に観客を引き込んで虜にしてしまう。
最終幕最後のフローレスのアリアのなんと素晴らしいこと!
超絶技巧を駆使したアリアに感銘を受け、熱狂的な観客の拍手が長く続き、これで終わってしまう演出だったのかと勘違いしてしまったほど。
実際は、フローレスが鳴り止まない拍手を制して、大団円のフィナーレが続き終了した。

観客が一体となって大笑いさせられ、感動の渦に巻き込んでしまう天才的スター、フローレスに脱帽。
世界一のテノール歌手ですね!

そんなフローレスと共演しているせいか、その他の歌手も絶好調で、好演。
ロジーナ役はMETの若手スター、ケイト・リンジー。線は細いけれど、暖かみのある美声。

そしてバジリオ役のピーター・ローズは昨晩のオックス男爵に次いで連日の出演なのに、昨晩以上の芸達者な演技と歌声で、フローレスと共に、笑わせてくれた。

指揮者は、日本でもお馴染みのカリニャーニさん。
躍動感ある生き生きとした音楽でわくわくさせられた。

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これで今年のミュンヘン・オペラ・フェスティバルの鑑賞も大満足のうちに終了しました。
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