ザルツブルク音楽祭2013 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [コンサート(海外)]
8/26(月)20:00~
Berliner Philharmoniker 2
Groses Festspielhaus
PROGRAMM
ARNOLD SCHONBERG:Verklarte Nacht op. 4 Fassung fur Streichorchester von 1943
ALBAN BERG: Drei Bruchstucke fur Gesang und Orchester aus Wozzeck op. 7
IGOR STRAWINSKY : Le Sacre du printemps
INTERPRETEN
Simon Rattle, Dirigent
Barbara Hannigan, Sopran
Berliner Philharmoniker
****
本日のコンマスはDaniel Stabrawaさん、その隣は樫本大進さん。
1曲目のシェーンベルクの「浄夜」は、神秘的な流麗な演奏で素晴らしかった。
こんなに美しい「浄夜」を聴いたのは初めて!
渋く重厚ながら透明感のある弦楽器の感動的なハーモニー。
風が吹くかのような流麗ながら起伏ある美しい演奏に魅せられた。
2曲目はベルクの「ヴォツェック」から3曲を抜粋。
鋭いリズム感を奏でる音楽に合わせて、カナダ出身のソプラノ歌手、バーバラ・ハンニガンさんが見事に歌い演じていた。
休憩後の後半は、日本公演でも演奏されるストラヴィンスキーの「春の祭典」。
パワー炸裂の鮮烈な演奏で圧巻!
瞬時のリズム感、急速テンポの個所であっても一糸乱れぬ演奏を奏でるのが驚異的で、まさに天才的プレーヤーが勢ぞろいした世界一のオーケストラがなせる業だと感服させられた。
Berliner Philharmoniker 2
Groses Festspielhaus
PROGRAMM
ARNOLD SCHONBERG:Verklarte Nacht op. 4 Fassung fur Streichorchester von 1943
ALBAN BERG: Drei Bruchstucke fur Gesang und Orchester aus Wozzeck op. 7
IGOR STRAWINSKY : Le Sacre du printemps
INTERPRETEN
Simon Rattle, Dirigent
Barbara Hannigan, Sopran
Berliner Philharmoniker
****
本日のコンマスはDaniel Stabrawaさん、その隣は樫本大進さん。
1曲目のシェーンベルクの「浄夜」は、神秘的な流麗な演奏で素晴らしかった。
こんなに美しい「浄夜」を聴いたのは初めて!
渋く重厚ながら透明感のある弦楽器の感動的なハーモニー。
風が吹くかのような流麗ながら起伏ある美しい演奏に魅せられた。
2曲目はベルクの「ヴォツェック」から3曲を抜粋。
鋭いリズム感を奏でる音楽に合わせて、カナダ出身のソプラノ歌手、バーバラ・ハンニガンさんが見事に歌い演じていた。
休憩後の後半は、日本公演でも演奏されるストラヴィンスキーの「春の祭典」。
パワー炸裂の鮮烈な演奏で圧巻!
瞬時のリズム感、急速テンポの個所であっても一糸乱れぬ演奏を奏でるのが驚異的で、まさに天才的プレーヤーが勢ぞろいした世界一のオーケストラがなせる業だと感服させられた。
ザルツブルク音楽祭2013 NHK交響楽団(8/25) [コンサート(海外)]
8/25(日)20:00~
NHK Symphony Orchestra, Tokyo
Felsenreitschule
PROGRAMM
TŌRU TAKEMITSU • November Steps für Biwa, Shakuhachi und Orchester (1967)
TOSHIO HOSOKAWA • Klage für Sopran und Orchester auf Texte von Georg Trakl
Uraufführung • Auftragswerk der Salzburger Festspiele
HECTOR BERLIOZ • Symphonie fantastique op. 14 – Épisode de la vie d’un artiste en cinq parties
(アンコール) ビゼー:「アルルの女」から
INTERPRETEN
Charles Dutoit, Dirigent
Kakujo Nakamura, Biwa
Kaoru Kakizakai, Shakuhachi
Anna Prohaska, Sopran
NHK Symphony Orchestra, Tokyo
*****
N響公演は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ一家が亡命する直前に「エーデルワイス」を歌ったホールで名高い、ファルゼンライトシューレで開催されました。
暗い岸壁に浮かびあがった青い照明が神秘的・幻想的な雰囲気。
そして今回のプログラムも同じく神秘的・幻想的な曲。
1曲目の「ノヴェンバー・ステップス」では、緊迫感ある静寂の中に響きわたった尺八や琵琶の音色がまるで廃墟で聴いているかのよう。しみじみとした古来の日本の美を感じさせてくれる。
2曲目の世界初演となった「ソプラノとオーケストラのための嘆き」は、オペラの一場面のよう。プロハスカさんはとても美しい歌声。
演奏後、細川さんもステージに上がってご挨拶されていた。
演奏終了後の休憩時間中、1階ホワイエにいたらプロハスカさんがステージ衣裳のまま現れ、CDコーナーでサイン会をされていた。
後半の「幻想交響曲」は、堀さん、マロさんのダブルコンマス。チェロは首席ご夫妻。
デュトワさんならではのメロディのくっきりとした色彩感ある音色を奏で、間髪いれない鋭いリズム感とキレ良い演奏。端正な一糸乱れぬ演奏はまことにもってお見事。
国内で聴くよりもかなり完成度の高い演奏で素晴らしかったです。
海外公演ということで相当の練習を積まれたのでは?と推察されます。
残念だったのは最終楽章フィナーレ2~3秒前の演奏中に早くもブラヴォーの叫び声が聞こえたこと。
オケの音の方が大きかったので、かすかにしか聞こえなかったのがせめてもの救いでしょうか。
これに先立つ公演前日のウィーンからザルツブルクへ向かう飛行機には今までになく日本人がいっぱい乗っていました。 聞こえてくる話し声から、どうやら演奏者のご家族の方やN響関係者の方々いらっしゃるようでした。
公演翌日の地元の新聞にもN響の記事がベルリン・フィルと並んで掲載されていました!
デュトワさんがザルツブルク音楽祭初登場だったとのこと。公演にはラトルご夫妻もいらしていたそうです。
NHK Symphony Orchestra, Tokyo
Felsenreitschule
PROGRAMM
TŌRU TAKEMITSU • November Steps für Biwa, Shakuhachi und Orchester (1967)
TOSHIO HOSOKAWA • Klage für Sopran und Orchester auf Texte von Georg Trakl
Uraufführung • Auftragswerk der Salzburger Festspiele
HECTOR BERLIOZ • Symphonie fantastique op. 14 – Épisode de la vie d’un artiste en cinq parties
(アンコール) ビゼー:「アルルの女」から
INTERPRETEN
Charles Dutoit, Dirigent
Kakujo Nakamura, Biwa
Kaoru Kakizakai, Shakuhachi
Anna Prohaska, Sopran
NHK Symphony Orchestra, Tokyo
*****
N響公演は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ一家が亡命する直前に「エーデルワイス」を歌ったホールで名高い、ファルゼンライトシューレで開催されました。
暗い岸壁に浮かびあがった青い照明が神秘的・幻想的な雰囲気。
そして今回のプログラムも同じく神秘的・幻想的な曲。
1曲目の「ノヴェンバー・ステップス」では、緊迫感ある静寂の中に響きわたった尺八や琵琶の音色がまるで廃墟で聴いているかのよう。しみじみとした古来の日本の美を感じさせてくれる。
2曲目の世界初演となった「ソプラノとオーケストラのための嘆き」は、オペラの一場面のよう。プロハスカさんはとても美しい歌声。
演奏後、細川さんもステージに上がってご挨拶されていた。
演奏終了後の休憩時間中、1階ホワイエにいたらプロハスカさんがステージ衣裳のまま現れ、CDコーナーでサイン会をされていた。
後半の「幻想交響曲」は、堀さん、マロさんのダブルコンマス。チェロは首席ご夫妻。
デュトワさんならではのメロディのくっきりとした色彩感ある音色を奏で、間髪いれない鋭いリズム感とキレ良い演奏。端正な一糸乱れぬ演奏はまことにもってお見事。
国内で聴くよりもかなり完成度の高い演奏で素晴らしかったです。
海外公演ということで相当の練習を積まれたのでは?と推察されます。
残念だったのは最終楽章フィナーレ2~3秒前の演奏中に早くもブラヴォーの叫び声が聞こえたこと。
オケの音の方が大きかったので、かすかにしか聞こえなかったのがせめてもの救いでしょうか。
これに先立つ公演前日のウィーンからザルツブルクへ向かう飛行機には今までになく日本人がいっぱい乗っていました。 聞こえてくる話し声から、どうやら演奏者のご家族の方やN響関係者の方々いらっしゃるようでした。
公演翌日の地元の新聞にもN響の記事がベルリン・フィルと並んで掲載されていました!
デュトワさんがザルツブルク音楽祭初登場だったとのこと。公演にはラトルご夫妻もいらしていたそうです。