アニフ(Anif) カラヤンのお墓参り [旅行(オーストリア)]
この夏、訪れたザルツブルク音楽祭の合間に、アニフ(Anif)へ行ってきました。
アニフに行くのは2009年、2010年に続いて3回目になります。
25番バスに乗ってAnif Friesacherで下車。
すぐにカラヤンのお墓がある教会へ向かい、お墓詣りをしてきました。
行くたびにお墓の寄せ植えが変わっています。
2013年。お花が少なく、ナチュラルな感じでした。
2010年 に訪れた時
2009年に訪れた時。 没後20周年のメモリアルイヤーだったせいか(?)、華やかなです。
教会前にはカラヤンの彫像の隣には、2010年の時には無かった2011年に亡くなった大賀さんの彫像も設けられていました。
その後は恒例のカラヤン邸までの散策。
今年は門扉のある入り口側だけからの観光。
こちら側だけでしたらカラヤン・シュトラーセからわずか15分程度の道程です。
ウンターズベルクの山頂もよく見えます。
2009年、2010年に訪れた時は、道を間違えたこともあって(笑)、カラヤン邸真正面側から門扉がある側まで迂回する散策になり、炎天下の中、1時間半も歩く羽目になりました(笑)。
2010年に撮ったカラヤン邸です。
トウモロコシ畑が邪魔で、真正面から撮影できませんでした。背後に見える山は、ガイスベルク山。
この時(2010年)は、偶然ながら素晴らしい出会いがありました!
炎天下のほとんど人気がない中、歩いていると、向こう側からピンクのベビーカーにミッキーとお人形を乗せた母娘が歩いてきました。通りすがりにご挨拶し、ついでに「あれがカラヤン邸ですよね?」と話しかけたところ、「そうよ。私がカラヤンの娘で、この子が孫なのよ。」との答え。びっくりしました!
お名前をお伺いしたところ、カラヤンの2人のお嬢さんのうちの妹のアラベルさんで、幼稚園児ぐらいのお嬢さんはカリーナちゃんとのこと。
私が感激して大喜びをしていたら、「私たちの写真を撮りたかったら撮ってもいいのよ。」と言って下さいましたので、お言葉に甘えて1枚、撮らせていただきました。大切な記念写真になりました。
こちらも2010年の写真。
アラベルさん母子が出てきた直後だったのか、門扉も開いていました。
今年は、カラヤン邸の門前まで来たらすぐにトンボ返り。
歩いてきたカラヤン・シュトラーセを戻ると左側にムーティ邸もあります。わずか10分程度の近さでしょうか。
晴れた日にお散歩するには、とてものどかで気持ちの良い所です!
アニフに行くのは2009年、2010年に続いて3回目になります。
25番バスに乗ってAnif Friesacherで下車。
すぐにカラヤンのお墓がある教会へ向かい、お墓詣りをしてきました。
行くたびにお墓の寄せ植えが変わっています。
2013年。お花が少なく、ナチュラルな感じでした。
2010年 に訪れた時
2009年に訪れた時。 没後20周年のメモリアルイヤーだったせいか(?)、華やかなです。
教会前にはカラヤンの彫像の隣には、2010年の時には無かった2011年に亡くなった大賀さんの彫像も設けられていました。
その後は恒例のカラヤン邸までの散策。
今年は門扉のある入り口側だけからの観光。
こちら側だけでしたらカラヤン・シュトラーセからわずか15分程度の道程です。
ウンターズベルクの山頂もよく見えます。
2009年、2010年に訪れた時は、道を間違えたこともあって(笑)、カラヤン邸真正面側から門扉がある側まで迂回する散策になり、炎天下の中、1時間半も歩く羽目になりました(笑)。
2010年に撮ったカラヤン邸です。
トウモロコシ畑が邪魔で、真正面から撮影できませんでした。背後に見える山は、ガイスベルク山。
この時(2010年)は、偶然ながら素晴らしい出会いがありました!
炎天下のほとんど人気がない中、歩いていると、向こう側からピンクのベビーカーにミッキーとお人形を乗せた母娘が歩いてきました。通りすがりにご挨拶し、ついでに「あれがカラヤン邸ですよね?」と話しかけたところ、「そうよ。私がカラヤンの娘で、この子が孫なのよ。」との答え。びっくりしました!
お名前をお伺いしたところ、カラヤンの2人のお嬢さんのうちの妹のアラベルさんで、幼稚園児ぐらいのお嬢さんはカリーナちゃんとのこと。
私が感激して大喜びをしていたら、「私たちの写真を撮りたかったら撮ってもいいのよ。」と言って下さいましたので、お言葉に甘えて1枚、撮らせていただきました。大切な記念写真になりました。
こちらも2010年の写真。
アラベルさん母子が出てきた直後だったのか、門扉も開いていました。
今年は、カラヤン邸の門前まで来たらすぐにトンボ返り。
歩いてきたカラヤン・シュトラーセを戻ると左側にムーティ邸もあります。わずか10分程度の近さでしょうか。
晴れた日にお散歩するには、とてものどかで気持ちの良い所です!
ザンクト・フローリアン修道院 ブルックナーのお墓参り [旅行(オーストリア)]
今夏(8/26)、ザルツブルク音楽祭の合間に、リンツ郊外にあるザンクト・フローリアン修道院(St. Florian)を見学してきました。
ブルックナーがオルガニストを務めた教会で、遺言により教会内のパイプオルガンの真下に葬られています。
ザルツブルクからリンツまでは特急で1時間10分程度。
ザルツブルク~ウィーン間を走行するWestbahnに初めて乗ってみました。
運賃はオーストリア国鉄の半額程度(片道€11.90)のうえ、車内で切符を購入できて便利でした。
リンツ到着後は410番バスに乗車。
St. Florianで始まるバス停がいくつかあるので、乗車の際にバスの運転手さんに尋ねたところ、終点のSt. Florian Gendamerieplatzで下車すればよいとのことで、往復切符(€5.60)を購入しました。
30分程度で終点のSt. Florian Gendamerieplatzに到着。
他の乗客が下車し始めたので、私もあわてて降りようとしたところ、運転手さんから次のバス停まで乗っていった方がよいと言われ、その先の坂の上にあるSt. Florian Stiftで下車。
降りたらすぐ目の前が修道院の入り口でした!
どうやら乗車したバスは、終点のSt. Florian Gendamerieplatzから折り返しでLintz中央駅まで戻るバスだったようです。往路と復路は違うバスルートになるようで、修道院前のバス停には復路のバスしか止まりません。坂道を歩かずにすみました(笑)。
修道院内はガイドツアーによる見学となります。
5月中旬~10月中旬までの火・土曜日以外には14:30からオルガンコンサートもあります。
私はブルックナーオルガンの響きを聴いてみたかったので、通常のガイドツアーとオルガンコンサートのセット券(€9.80)を購入しました。
この他に通常のガイドツアー+皇帝の部屋を見学するセット券もありましたが、皇帝の部屋を見学すると、オルガンコンサートが聴けなくなるので諦めました。
ガイドツアーが始まる13時までは時間があったので、周囲を散策。
中庭を散歩中に、修道院の向こう側に教会の尖塔が見えたので、その教会にも入ってみました。
こじんまりとしながらも清楚な祭壇。
そして背後を振り向くと白亜のオルガンが・・・!
そう、これがブルックナーオルガンでした!!
ブルックナーオルガンは1770年~74年にかけて建造されたもので、4つの手鍵盤を持ち、パイプは7489本あるとのことです。
あわててオルガンの真下に戻ってみると、床の上にブルックナーの墓碑がはめ込まれていました。感無量。
教会はガイドツアーでないと見学できないと思っていたのでびっくり! 自由に見学できたのですね。
その後、ガイドツアーで修道院内を案内してもらいました。
ドイツ語でのガイドツアーでしたが、日本人には日本語説明書をくれました。
見どころは、9世紀~15世紀にかけての約15万冊もの蔵書が収納された図書館、オーストリア・バロック様式の大理石の広間、ドイツの画家アルトドルファーの祭壇画等です。
修道院から教会の方へ長い廊下が続きます。
そしていよいよ案内されたのが、教会地下の墓所。
パイプオルガンの真下にあるブルックナーの墓所があります。
1896年10月11日にウィーンで亡くなったブルックナー。
遺言により彼のオルガンの真下に遺体が葬られました。
棺の奥には、1291年に発見されたローマ時代以来、この地に葬られたキリスト教徒の遺骨がぎっしり。6000人分の遺骨だそうです。
これで通常のガイドツアーは終了。
ここで皇帝の部屋を見学する組と、オルガンコンサートに行く組に分かれました。
オルガンコンサートでは、バッハ2曲、ブルックナー1曲、Sonnleitner作1曲が演奏されました。
バッハも良かったけれど、ブルックナーオルガンが奏でるブルックナーの「前奏曲 ハ長調 WAB129」は、特に壮麗な響きで素晴らしかったです。
残響は4~5秒程度はありそうな感じで、天上から音が降り注ぐようでした。
壮麗な天井画を見ながら夢見心地で聴いておりました。
最終曲は現代曲。
全部で30分程度のミニコンサートでした。
コンサート終了後は大急ぎでバス停へ。
この日は夜20時からザルツブルクでベルリン・フィルの演奏を聴く予定でしたので、余韻冷めぬまま帰路につきました。
ブルックナーがオルガニストを務めた教会で、遺言により教会内のパイプオルガンの真下に葬られています。
ザルツブルクからリンツまでは特急で1時間10分程度。
ザルツブルク~ウィーン間を走行するWestbahnに初めて乗ってみました。
運賃はオーストリア国鉄の半額程度(片道€11.90)のうえ、車内で切符を購入できて便利でした。
リンツ到着後は410番バスに乗車。
St. Florianで始まるバス停がいくつかあるので、乗車の際にバスの運転手さんに尋ねたところ、終点のSt. Florian Gendamerieplatzで下車すればよいとのことで、往復切符(€5.60)を購入しました。
30分程度で終点のSt. Florian Gendamerieplatzに到着。
他の乗客が下車し始めたので、私もあわてて降りようとしたところ、運転手さんから次のバス停まで乗っていった方がよいと言われ、その先の坂の上にあるSt. Florian Stiftで下車。
降りたらすぐ目の前が修道院の入り口でした!
どうやら乗車したバスは、終点のSt. Florian Gendamerieplatzから折り返しでLintz中央駅まで戻るバスだったようです。往路と復路は違うバスルートになるようで、修道院前のバス停には復路のバスしか止まりません。坂道を歩かずにすみました(笑)。
修道院内はガイドツアーによる見学となります。
5月中旬~10月中旬までの火・土曜日以外には14:30からオルガンコンサートもあります。
私はブルックナーオルガンの響きを聴いてみたかったので、通常のガイドツアーとオルガンコンサートのセット券(€9.80)を購入しました。
この他に通常のガイドツアー+皇帝の部屋を見学するセット券もありましたが、皇帝の部屋を見学すると、オルガンコンサートが聴けなくなるので諦めました。
ガイドツアーが始まる13時までは時間があったので、周囲を散策。
中庭を散歩中に、修道院の向こう側に教会の尖塔が見えたので、その教会にも入ってみました。
こじんまりとしながらも清楚な祭壇。
そして背後を振り向くと白亜のオルガンが・・・!
そう、これがブルックナーオルガンでした!!
ブルックナーオルガンは1770年~74年にかけて建造されたもので、4つの手鍵盤を持ち、パイプは7489本あるとのことです。
あわててオルガンの真下に戻ってみると、床の上にブルックナーの墓碑がはめ込まれていました。感無量。
教会はガイドツアーでないと見学できないと思っていたのでびっくり! 自由に見学できたのですね。
その後、ガイドツアーで修道院内を案内してもらいました。
ドイツ語でのガイドツアーでしたが、日本人には日本語説明書をくれました。
見どころは、9世紀~15世紀にかけての約15万冊もの蔵書が収納された図書館、オーストリア・バロック様式の大理石の広間、ドイツの画家アルトドルファーの祭壇画等です。
修道院から教会の方へ長い廊下が続きます。
そしていよいよ案内されたのが、教会地下の墓所。
パイプオルガンの真下にあるブルックナーの墓所があります。
1896年10月11日にウィーンで亡くなったブルックナー。
遺言により彼のオルガンの真下に遺体が葬られました。
棺の奥には、1291年に発見されたローマ時代以来、この地に葬られたキリスト教徒の遺骨がぎっしり。6000人分の遺骨だそうです。
これで通常のガイドツアーは終了。
ここで皇帝の部屋を見学する組と、オルガンコンサートに行く組に分かれました。
オルガンコンサートでは、バッハ2曲、ブルックナー1曲、Sonnleitner作1曲が演奏されました。
バッハも良かったけれど、ブルックナーオルガンが奏でるブルックナーの「前奏曲 ハ長調 WAB129」は、特に壮麗な響きで素晴らしかったです。
残響は4~5秒程度はありそうな感じで、天上から音が降り注ぐようでした。
壮麗な天井画を見ながら夢見心地で聴いておりました。
最終曲は現代曲。
全部で30分程度のミニコンサートでした。
コンサート終了後は大急ぎでバス停へ。
この日は夜20時からザルツブルクでベルリン・フィルの演奏を聴く予定でしたので、余韻冷めぬまま帰路につきました。