ミュンヘン・オペラ・フェスティバル2015 「ドン・カルロ」 [オペラ(海外)]
Don Carlo
Opera in five acts
Composer Giuseppe Verdi · Text by Camille du Locle after the Italian five act version of 1886 and 1867
In Italian with German surtitles
Munich Opernfestspiele
Monday, 27. July 2015 & Thursday, 30 July, 2015
06:00 pm – 10:30 pm
Nationaltheater
Musikalische Leitung: Asher Fisch
Inszenierung, Bühne, Kostüme und Lichtkonzept: Jürgen Rose
Mitarbeit InszenierungFranziska Severin LichtMichael Bauer ChöreSören Eckhoff
Philipp II, König von Spanien: René Pape
Don Carlos, Infant von Spanien: Alfred Kim
Rodrigo, Marquis de Posa: Simone Piazzola
Der Großinquistor: Rafal Siwek
Ein Mönch: Goran Jurić
Elisabeth von Valois: Anja Harteros
Die Prinzessin Eboli: Anna Smirnova
Tebaldo, Page Elisabeths: Eri Nakamura
Der Graf von Lerma: Francesco Petrozzi
Ein königlicher Herold: Francesco Petrozzi
Stimme vom Himmel: Golda Schultz
******
フォンテンブローの森の場面付きの全5幕。
前半は第1幕~3幕までの2時間10分超で一気に上演し、後半は第4幕~5幕を約90分。
2015年7月27日と30日の2回、鑑賞しましたが、パーペ(フィリッポ二世)、ハルテロス(エリザベッタ)、スミルノヴァ(エボリ公女)が最高に素晴らしかった!
この3人、欧米の歌劇場で何度も歌い演じているだけ持ち役とあって、これ以上は望めないと思えないほどの素晴らしさ。
歌唱の上手さだけではなく、演技にも深みがあり引き込まれた。
ドン・カルロ役はヴァルガスの代役。
アルフレッド・キムは歌うのに精一杯で、他の歌手に比べると、表現力や演技は稚拙で、まるで演奏会形式で歌っているかのよう。
重唱でも一人、声が飛んで来ず、まだこれからといった感じです。
他の歌手が良かっただけに残念です。
私が今までみたドン・カルロ役で一番、素晴らしいと思ったのが、やっぱりカウフマン!
どうせならカウフマンが代役で歌ってくれたら良かったのに・・・と思ってしまいました。
キーンリサイドの代役でロドリーゴを歌ったシモーネ・ピアッツォーラはとても良かった。
バイエルン専属歌手の中村恵理さんものびのびと歌っていて、今回も大活躍。
ユルゲン・ローズの演出は奇をてらわないモノトーンを基調にしたオーソドックスなもの。
とはいうものの、第1幕でカルロと二人で合っていたエリザベッタが咎められて、付き人の伯爵夫人と別れる場面。
ここで、すでにフィリッポ二世とエボリが互いに目配せをし、2人の関係が早々にあったことを暗示させられる演出で、細かな所で意外性があったりした。
結局、エボリ公女はフィリッポ二世とカルロの二股ということになるのでしょうか?
これほど早くからエリザベッタが裏切られていたのか思うと、なおさら哀れに思えた。
ハルテロスの凛とした美しさと、はかなげな風情が、同役にとても合っていて、心揺さぶられた。
Opera in five acts
Composer Giuseppe Verdi · Text by Camille du Locle after the Italian five act version of 1886 and 1867
In Italian with German surtitles
Munich Opernfestspiele
Monday, 27. July 2015 & Thursday, 30 July, 2015
06:00 pm – 10:30 pm
Nationaltheater
Musikalische Leitung: Asher Fisch
Inszenierung, Bühne, Kostüme und Lichtkonzept: Jürgen Rose
Mitarbeit InszenierungFranziska Severin LichtMichael Bauer ChöreSören Eckhoff
Philipp II, König von Spanien: René Pape
Don Carlos, Infant von Spanien: Alfred Kim
Rodrigo, Marquis de Posa: Simone Piazzola
Der Großinquistor: Rafal Siwek
Ein Mönch: Goran Jurić
Elisabeth von Valois: Anja Harteros
Die Prinzessin Eboli: Anna Smirnova
Tebaldo, Page Elisabeths: Eri Nakamura
Der Graf von Lerma: Francesco Petrozzi
Ein königlicher Herold: Francesco Petrozzi
Stimme vom Himmel: Golda Schultz
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フォンテンブローの森の場面付きの全5幕。
前半は第1幕~3幕までの2時間10分超で一気に上演し、後半は第4幕~5幕を約90分。
2015年7月27日と30日の2回、鑑賞しましたが、パーペ(フィリッポ二世)、ハルテロス(エリザベッタ)、スミルノヴァ(エボリ公女)が最高に素晴らしかった!
この3人、欧米の歌劇場で何度も歌い演じているだけ持ち役とあって、これ以上は望めないと思えないほどの素晴らしさ。
歌唱の上手さだけではなく、演技にも深みがあり引き込まれた。
ドン・カルロ役はヴァルガスの代役。
アルフレッド・キムは歌うのに精一杯で、他の歌手に比べると、表現力や演技は稚拙で、まるで演奏会形式で歌っているかのよう。
重唱でも一人、声が飛んで来ず、まだこれからといった感じです。
他の歌手が良かっただけに残念です。
私が今までみたドン・カルロ役で一番、素晴らしいと思ったのが、やっぱりカウフマン!
どうせならカウフマンが代役で歌ってくれたら良かったのに・・・と思ってしまいました。
キーンリサイドの代役でロドリーゴを歌ったシモーネ・ピアッツォーラはとても良かった。
バイエルン専属歌手の中村恵理さんものびのびと歌っていて、今回も大活躍。
ユルゲン・ローズの演出は奇をてらわないモノトーンを基調にしたオーソドックスなもの。
とはいうものの、第1幕でカルロと二人で合っていたエリザベッタが咎められて、付き人の伯爵夫人と別れる場面。
ここで、すでにフィリッポ二世とエボリが互いに目配せをし、2人の関係が早々にあったことを暗示させられる演出で、細かな所で意外性があったりした。
結局、エボリ公女はフィリッポ二世とカルロの二股ということになるのでしょうか?
これほど早くからエリザベッタが裏切られていたのか思うと、なおさら哀れに思えた。
ハルテロスの凛とした美しさと、はかなげな風情が、同役にとても合っていて、心揺さぶられた。
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