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東京春祭ワーグナー・シリーズ 《ワルキューレ》 (4/4) [オペラ(国内)]

東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.6『ニーベルングの指環』第1日《ワルキューレ》
(演奏会形式/字幕・映像付)

■出演
指揮:マレク・ヤノフスキ

ジークムント:ロバート・ディーン・スミス
フンディング:シム・インスン
ヴォ―タン:エギルス・シリンス
ジークリンデ:ワルトラウト・マイヤー
ブリュンヒルデ:キャサリン・フォスター
フリッカ:エリーザベト・クールマン
ヘルムヴィーゲ:佐藤路子
ゲルヒルデ:小川里美
オルトリンデ:藤谷佳奈枝
ヴァルトラウテ:秋本悠希
ジークルーネ:小林紗季子
ロスヴァイセ:山下未紗
グリムゲルデ:塩崎めぐみ
シュヴェルトライテ:金子美香

管弦楽:NHK交響楽団 (ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
映像:田尾下 哲

■曲目
ワーグナー:舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』第1日《ワルキューレ》
(全3幕/ドイツ語上演/字幕・映像付) ※ 上演時間:約4時間50分(休憩2回含む)

*******

ヤノフスキ指揮、N響の「ワルキューレ」。
昨年に続き、ゲストコンサートマスターがキュッヒルさんのうえ、歌手もバイロイト歌手をはじめとする大変、豪華な顔ぶれ。

フンディング役のインスン氏だけは譜面台が用意されていたが、その他は、歌い慣れているのか暗譜で、表情豊かな熱演の歌声で、最後まで息もつかせぬ素晴らしさだった!

贅沢な歌手陣が勢ぞろいした中、ひときわ輝いていたのは、マイヤーさんの圧巻の歌唱と演技。
第一声から美しいドイツ語と表情豊かな歌声に惚れ惚れ。
迫真の歌声に何度も心揺さぶられ、感動させられた。
当初のキャスト変更による代役でしたが、本当に嬉しい代役!!
よくぞ日本に来て歌ってくれたことと、ただただ感謝と感動を憶えた。

昨年はエルダで美声を聴かせてくれたクールマン、今年は恐妻フリッカを見事に歌い演じ、素晴らしかった。
オーストリア出身のクールマンも美しいドイツ語と表現力のある歌唱で感服。

ディーン・スミス、キャサリン・フォスター、シリンスもさすがの充実した歌唱で、本当に贅沢な歌手が揃いもそろった公演で、素晴らしかった。

シンプルな映像のみのコンサート形式でしたが、キュッヒルさんをゲストコンサートマスターに迎えたN響はキレ良い、ドラマティックな演奏で雄弁に奏でていた。
ヤノフスキ指揮のウネリある迫力の豪壮感ある演奏に高揚感を憶え、ロマンティックな甘美なメロディに天にも昇る心持。

キュッヒルさんの気迫のこもったシャープな弓さばきがお見事。
上体を大きく揺らしてのキュッヒルさんにあおられてか、格調高い、深みのある壮麗なハーモニーをN響が一体となって奏でた素晴らしい演奏。

各幕終わるごとに、ゴッーと湧き起こる大歓声の嵐。
新国のオペラ公演でもこれほどの大歓声は聴いたことがない。
飯守さんも観に来られていた。

最終幕のエンディングでは、ヤノフスキさんの腕がまだ下されていないうちにごく一部で拍手が起こった。すぐに止んで、再度、静寂が戻ったが、ちょっと残念。

カーテンコールで一番の賛辞を受けていたのはマイヤーさんでした!
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