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ザルツブルク音楽祭2013「コジ・ファン・トゥッテ」(8/25) [オペラ(海外)]

Wolfgang A. Mozart   Cosi fan tutte
Haus fur Mozart

LEADING TEAM
Christoph Eschenbach, Musikalische Leitung
Sven-Eric Bechtolf, Regie

BESETZUNG
Malin Hartelius, Fiordiligi
Marie-Claude Chappuis, Dorabella
Martina Jankova, Despina
Martin Mitterrutzner, Ferrando
Luca Pisaroni, Guglielmo
Gerald Finley, Don Alfonso

Konzertvereinigung Wiener Staatsopernchor
Wiener Philharmoniker

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2009年に観たクラウス・グート演出の土砂が部屋になだれ込んだり、歌手が仮面をつけたりした奇妙な演出とは違って、今年のベヒトルフ演出のコジは、温室いるかのようなグリーンがアクセントになった美しい上品な舞台。
衣装も優雅で、さわやかな素敵な演出だった。

エッシェンバッハ指揮のウィーン・フィルの演奏は、多少、平板なところはあるものの、ストーリーが急展開するところは、躍動感ある音楽で高揚感を増させてくれ良かった。

どの歌手も声量豊かで上手い。そのうえ美男美女揃い!
まっすぐに客席に届く歌声が、ウィーン・フィルのノンビブラートの演奏と上手く溶け合い、美しい重唱の数々を聴かせてくれました。
そのうえオーバーアクションと表情豊かな歌唱で、笑いが絶えない、洒落っけいっぱいの楽しい舞台。

冒頭、アルフォンソが、姉妹(ヌード! ただし後ろ姿のみ)が水浴びした水を瓶に入れ、温室の葉っぱを詰め込んで何やら作っていたのを不思議に思っていたが、最後にそのオチがわかった。
フィナーレの演出がとてもユニークで、痛快コメディのエンディング!
フィオルディリージ組はハッピーエンド、ドラベッラ組は破局。
そしてアルフォンソは謎だった冒頭の瓶の薬を飲んで死んでしまいました!

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ただ地元の新聞を見ると、「nichit gut (良くはない)」とあまり褒めてはいない記事。
73歳のエッシェンバッハは、8/3~8/17までオーストラリア、ヨーロッパ等で9つのコンサートを指揮し、その4日後の8/21にザルツブルクでコジのプルミエを振ったそうで、指揮者が忙しすぎるのが原因か?といった記事で、褒めてはいませんでした。

来年も同じベヒトルフ演出、エッシェンバッハ指揮で「ドン・ジョヴァンニ」、2015年は「フィガロの結婚」と、ポンテ3部作を順番に上演する予定だそうです。
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