ザンクト・フローリアン修道院 ブルックナーのお墓参り [旅行(オーストリア)]
今夏(8/26)、ザルツブルク音楽祭の合間に、リンツ郊外にあるザンクト・フローリアン修道院(St. Florian)を見学してきました。
ブルックナーがオルガニストを務めた教会で、遺言により教会内のパイプオルガンの真下に葬られています。
ザルツブルクからリンツまでは特急で1時間10分程度。
ザルツブルク~ウィーン間を走行するWestbahnに初めて乗ってみました。
運賃はオーストリア国鉄の半額程度(片道€11.90)のうえ、車内で切符を購入できて便利でした。
リンツ到着後は410番バスに乗車。
St. Florianで始まるバス停がいくつかあるので、乗車の際にバスの運転手さんに尋ねたところ、終点のSt. Florian Gendamerieplatzで下車すればよいとのことで、往復切符(€5.60)を購入しました。
30分程度で終点のSt. Florian Gendamerieplatzに到着。
他の乗客が下車し始めたので、私もあわてて降りようとしたところ、運転手さんから次のバス停まで乗っていった方がよいと言われ、その先の坂の上にあるSt. Florian Stiftで下車。
降りたらすぐ目の前が修道院の入り口でした!
どうやら乗車したバスは、終点のSt. Florian Gendamerieplatzから折り返しでLintz中央駅まで戻るバスだったようです。往路と復路は違うバスルートになるようで、修道院前のバス停には復路のバスしか止まりません。坂道を歩かずにすみました(笑)。
修道院内はガイドツアーによる見学となります。
5月中旬~10月中旬までの火・土曜日以外には14:30からオルガンコンサートもあります。
私はブルックナーオルガンの響きを聴いてみたかったので、通常のガイドツアーとオルガンコンサートのセット券(€9.80)を購入しました。
この他に通常のガイドツアー+皇帝の部屋を見学するセット券もありましたが、皇帝の部屋を見学すると、オルガンコンサートが聴けなくなるので諦めました。
ガイドツアーが始まる13時までは時間があったので、周囲を散策。
中庭を散歩中に、修道院の向こう側に教会の尖塔が見えたので、その教会にも入ってみました。
こじんまりとしながらも清楚な祭壇。
そして背後を振り向くと白亜のオルガンが・・・!
そう、これがブルックナーオルガンでした!!
ブルックナーオルガンは1770年~74年にかけて建造されたもので、4つの手鍵盤を持ち、パイプは7489本あるとのことです。
あわててオルガンの真下に戻ってみると、床の上にブルックナーの墓碑がはめ込まれていました。感無量。
教会はガイドツアーでないと見学できないと思っていたのでびっくり! 自由に見学できたのですね。
その後、ガイドツアーで修道院内を案内してもらいました。
ドイツ語でのガイドツアーでしたが、日本人には日本語説明書をくれました。
見どころは、9世紀~15世紀にかけての約15万冊もの蔵書が収納された図書館、オーストリア・バロック様式の大理石の広間、ドイツの画家アルトドルファーの祭壇画等です。
修道院から教会の方へ長い廊下が続きます。
そしていよいよ案内されたのが、教会地下の墓所。
パイプオルガンの真下にあるブルックナーの墓所があります。
1896年10月11日にウィーンで亡くなったブルックナー。
遺言により彼のオルガンの真下に遺体が葬られました。
棺の奥には、1291年に発見されたローマ時代以来、この地に葬られたキリスト教徒の遺骨がぎっしり。6000人分の遺骨だそうです。
これで通常のガイドツアーは終了。
ここで皇帝の部屋を見学する組と、オルガンコンサートに行く組に分かれました。
オルガンコンサートでは、バッハ2曲、ブルックナー1曲、Sonnleitner作1曲が演奏されました。
バッハも良かったけれど、ブルックナーオルガンが奏でるブルックナーの「前奏曲 ハ長調 WAB129」は、特に壮麗な響きで素晴らしかったです。
残響は4~5秒程度はありそうな感じで、天上から音が降り注ぐようでした。
壮麗な天井画を見ながら夢見心地で聴いておりました。
最終曲は現代曲。
全部で30分程度のミニコンサートでした。
コンサート終了後は大急ぎでバス停へ。
この日は夜20時からザルツブルクでベルリン・フィルの演奏を聴く予定でしたので、余韻冷めぬまま帰路につきました。
ブルックナーがオルガニストを務めた教会で、遺言により教会内のパイプオルガンの真下に葬られています。
ザルツブルクからリンツまでは特急で1時間10分程度。
ザルツブルク~ウィーン間を走行するWestbahnに初めて乗ってみました。
運賃はオーストリア国鉄の半額程度(片道€11.90)のうえ、車内で切符を購入できて便利でした。
リンツ到着後は410番バスに乗車。
St. Florianで始まるバス停がいくつかあるので、乗車の際にバスの運転手さんに尋ねたところ、終点のSt. Florian Gendamerieplatzで下車すればよいとのことで、往復切符(€5.60)を購入しました。
30分程度で終点のSt. Florian Gendamerieplatzに到着。
他の乗客が下車し始めたので、私もあわてて降りようとしたところ、運転手さんから次のバス停まで乗っていった方がよいと言われ、その先の坂の上にあるSt. Florian Stiftで下車。
降りたらすぐ目の前が修道院の入り口でした!
どうやら乗車したバスは、終点のSt. Florian Gendamerieplatzから折り返しでLintz中央駅まで戻るバスだったようです。往路と復路は違うバスルートになるようで、修道院前のバス停には復路のバスしか止まりません。坂道を歩かずにすみました(笑)。
修道院内はガイドツアーによる見学となります。
5月中旬~10月中旬までの火・土曜日以外には14:30からオルガンコンサートもあります。
私はブルックナーオルガンの響きを聴いてみたかったので、通常のガイドツアーとオルガンコンサートのセット券(€9.80)を購入しました。
この他に通常のガイドツアー+皇帝の部屋を見学するセット券もありましたが、皇帝の部屋を見学すると、オルガンコンサートが聴けなくなるので諦めました。
ガイドツアーが始まる13時までは時間があったので、周囲を散策。
中庭を散歩中に、修道院の向こう側に教会の尖塔が見えたので、その教会にも入ってみました。
こじんまりとしながらも清楚な祭壇。
そして背後を振り向くと白亜のオルガンが・・・!
そう、これがブルックナーオルガンでした!!
ブルックナーオルガンは1770年~74年にかけて建造されたもので、4つの手鍵盤を持ち、パイプは7489本あるとのことです。
あわててオルガンの真下に戻ってみると、床の上にブルックナーの墓碑がはめ込まれていました。感無量。
教会はガイドツアーでないと見学できないと思っていたのでびっくり! 自由に見学できたのですね。
その後、ガイドツアーで修道院内を案内してもらいました。
ドイツ語でのガイドツアーでしたが、日本人には日本語説明書をくれました。
見どころは、9世紀~15世紀にかけての約15万冊もの蔵書が収納された図書館、オーストリア・バロック様式の大理石の広間、ドイツの画家アルトドルファーの祭壇画等です。
修道院から教会の方へ長い廊下が続きます。
そしていよいよ案内されたのが、教会地下の墓所。
パイプオルガンの真下にあるブルックナーの墓所があります。
1896年10月11日にウィーンで亡くなったブルックナー。
遺言により彼のオルガンの真下に遺体が葬られました。
棺の奥には、1291年に発見されたローマ時代以来、この地に葬られたキリスト教徒の遺骨がぎっしり。6000人分の遺骨だそうです。
これで通常のガイドツアーは終了。
ここで皇帝の部屋を見学する組と、オルガンコンサートに行く組に分かれました。
オルガンコンサートでは、バッハ2曲、ブルックナー1曲、Sonnleitner作1曲が演奏されました。
バッハも良かったけれど、ブルックナーオルガンが奏でるブルックナーの「前奏曲 ハ長調 WAB129」は、特に壮麗な響きで素晴らしかったです。
残響は4~5秒程度はありそうな感じで、天上から音が降り注ぐようでした。
壮麗な天井画を見ながら夢見心地で聴いておりました。
最終曲は現代曲。
全部で30分程度のミニコンサートでした。
コンサート終了後は大急ぎでバス停へ。
この日は夜20時からザルツブルクでベルリン・フィルの演奏を聴く予定でしたので、余韻冷めぬまま帰路につきました。
ブログ解説おめでとうございます~☆
しかも私と同じso-netということもあって身びいきかも知れませんが、見やすいです。今夏はザルツはやめて、エクスにしたので、ご一緒できず残念でした。リンツの修道院は行ったことがないので興味深く拝見しました。メルクの修道院に似ていますね。
私もほとんどは旅行の記事ですが、良い記念になりますし、同好のかたからのコメントも嬉しいものです。
ただ、プライバシーの件ではどこまで載せて良いものやら悩みますが、この頃は慣れたせいか、もう歳ですし平気で自分の写真をアップしたり・・・。でもそのおかげで旅行先で声をかけられたり、約束してお会いすることもあり、世界が広がりました。
早速「読んでるブログ」に追加させていただきます。よろしく~♪
by alice (2013-09-30 11:02)
コメントをありがとうございます。
使い方もよくわからず、ただ今、コメントをいただいていたことに気付きました。
お返事が遅れて、大変、申し訳ありません。
ブログを始めてみようと思った一番のきっかけは、かねがね愛読しておりましたaliceさんの素敵なブログです。
偶然にもSさんを介してお会いすることができた時には感激しました!
私も単なる備忘録日記だけに終わらず、同好の方々と交流ができるようなブログになればうれしく思います。
St. Florianはメルクの修道院に比べたら、規模もゴージャス度も劣りますが、小さいながらも落ち着いた修道院でした。
「読んでいるブログ」に追加していただいて、どうもありがとうございます。
私もすぐに追加させていただいておりますが、更新されたのがすぐにわかって便利ですね。
新参者ですが、こちらこそどうぞよろしくお願い致します♪
by Edelweiss (2013-10-05 00:47)